IEサポート終了後も使い続けると超危険!?知らないとヤバイ(汗)

 

2022年6月16日、マイクロソフト(米)が開発したWebブラウザ

Internet ExplorerIE)のサポートが終了しました。

但し、Microsoft Edgeの互換モードのサポートは2029年まで続けることも

発表されています。

 

1995年に最初のバージョンが公開され、そこから27年間使用され続けましたが、

その長い歴史に幕が下りました。

 

今回の記事では

  • Internet Explorerの特徴
  • サポートが終了した後も使い続けると超危険な理由!

この2点を紹介していこうと思います。

 

まだ使い続けている方や、IT企業に就職したいと思っている方にとっては

特に役立つ記事だと役立つと思います。それではよろしくお願いします。

 

 

目次

 

 

Internet Explorerの特徴

 

冒頭でも紹介したようにInternet Explorerは、マイクロソフトが開発した

Webブラウザソフトウェアです。

 

最大の特徴は同社が開発したOS(オペレーティングシステム)である

Windowsとバンドルされており、他社のブラウザよりも動作が早かったことが

挙げられます。

 

またWebサイト上でも無償で提供されていたこともあって、

圧倒的なシェアを獲得しました。

最盛期の2000年~2005年頃には9割を超えるシェアを誇っていました。

 

使用者数が圧倒的に多かったInternet Explorerですが、問題点が

なかったわけではありません。

まず標準化団体の規格に準拠しない独自の仕様や拡張性によって

Webページやサービスを作成する場合はInternet Explorer専用のものを

他のWebブラウザ向けのものとで別々に作らなければなりませんでした。

 

また、専用のソフトウェアとの緊密な連携機能なども盛り込まれていましたが、

このことが保安上の弱点となり、コンピューターウイルスやワームに悪用され、

セキュリティ上の問題を引き起こしていました。

 

2000年代後半にもなると、グーグル(米)からGoogle Chromeが投入され、

マイクロソフト側もInternet Explorer から置き換える形でMicrosoft Edge

標準のブラウザとして提供しました。

 

 

サポートが終了した後も使い続けると超危険な理由!

 

まずサポートが終了するので新しい機能やセキュリティパッチなどは

追加されなくなります。ですから、動作やセキュリティ面で問題が生じることが

予想されます。

 

動作がちょっと遅くなるくらいならまだしも、ウイルスになんて感染したら

たまったもんじゃないです(汗)

これが超危険な理由ですね!

 

それに伴ってInternet Explorer 版のWeb上のサービスのサポートを

終了しています。

 

配信サービス大手のHuluもInternet Explorerのサポートを終了することを

2021年7月14日に発表していて、今後も視聴することができますが動作が

不安定になる、今後追加される機能が使用できないなどの問題が

発生しないようにMicrosoft Edgeに移行することを勧めています。

 

移行しないと動作が不安定になる以外にコンピューターウイルスに

感染しやすくなるなど、いいことはありませんので環境が整い次第移行する

ことをお勧めします。

 

Microsoft Edge 公式ページ に入ってインストールするだけなので

そこまで難しくはないと思います。

 

ここであげたのは個人が使用し続けた場合とその対応ですが、

企業や役所ではそう簡単にはいきません。

 

業務で使用するWebアプリがInternet Explorerの機能に依存している場合、

Microsoft Edgeに移行してから機能しなくなる場合があります。

 

移行してからでは遅いので、検証する必要がありますが時間はかかります。

かといって移行しないと新しい機能を追加できなくなり、セキュリティ面に

問題を抱えたまま業務を続けることになるのでそのまま使い続けることは出来ません。

 

コンピューターウイルスに対応できずに顧客情報が流出することは

信用問題にもかかわってくるのであってはなりません。

遅くても2029年以内には解決する必要があります。

 

 

最後にInternet Explorer使い続けると、個人・企業別にどうなるのかをまとめます。

 

■個人

主にセキュリティ面で問題が生じる、普段使っているサービスが

利用できなくなるなどの問題が起きる可能性がある。

 

■企業・役所

セキュリティが脆弱なことが起因して顧客情報が流出する、

新しい機能が追加できなくなるなど大きな問題が発生することにつながる

リスクを抱える。

 

そのために、一刻も早く更新することが必要になります。

 

 

まとめ

 

企業のデジタル化を推進するうえで新しいシステムを導入するのも大切ですが、

まずは古いシステムから脱却するなどやるべきことは山積みだと感じました。

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。