潮干狩りができる場所を知らないとヤバイ!?人生積むレベルの罰金?

 

もうすぐ夏、夏と言えば海ですね。

わざわざ人混みの中泳ぐのは疲れるし、

何より感染症にかかりそうで少しこわいですよね。

 

そんな中、近年の夏のレジャーに人気なのが「潮干狩り」です。

小さな貝類や生き物を捕まえて、BBQにしたら楽しいですよね。

アワビやナマコ、アサリがざくざくとれるなんて…

食事代も浮いて一石二鳥な気がします。

 

しかしながら、許可されていない場所での潮干狩りには落とし穴があります。

ここからご紹介する「密漁」とその代償をよく読んで、

いざ指摘されたときに

「知らなかった!」と言い訳することのないようにしましょう。

 

 

潮干狩りは許可された場所だけ?「密漁」ってどんなこと?

 

ニュースでよく見る「潮干狩り解禁!」のテロップ。

実はあの光景は、潮干狩りが許可された場所で撮影されています。

家の近くに砂浜があるから、

たまたま出かけた海でアサリを見つけたから、

「持って帰ろう」…これらは全て、密漁にあたる可能性があります。

 

密漁がどうか見分けるには2つ方法があります。

 

・砂浜の入り口に設置してある看板をよく読む

・海がある場所の市役所に問い合わせる

 

どこであれ、砂浜であれば立て看板が立っています。

海に入ってよい時期、生き物の採取をしてよいかどうか、

さまざまな規約が書いてあるので、まずはこの看板を確認しましょう。

 

可能であれば、海が属する市町村の窓口に問い合わせるのが最も安全です。

場所によっては、参加者を募集して公式の潮干狩りをしているところもあり

個人であれこれやるよりも一度問い合わせたほうが確実、安全といえますね。

 

 

密漁すると罰金はいくら?最高額は一軒家が建つレベル!

 

個人の密漁に対する罰金額は3,000万円(以下)です。

海でとれる生き物でも、特定水産動植物に指定されているもの、

例えばナマコやアワビなどを採取するとこんな高額な罰金がかかります。

そうでなくても、漁業権の対象となった地域での密漁は100万以下の罰金です。

 

誰かに販売せず、自分の分だけ取ろうとしても罰金の対象になります。

ちょっと食事代を浮かせたい、レジャーを楽しみたい…

そんな甘い気持ちで始めるにはあまりに痛い代償です。

 

 

密漁の罰金が高い理由!放っておけば日本の漁業が大変なことに!

 

ここまで密漁の定義と、密漁の罰金額をご紹介してきました。

「ちょっと貝や魚を取ったにしては、罰金が重すぎないか?」

そう思う人が多いのではないでしょうか。

実は、ひとつひとつの密漁の規模自体は小さくても、

自然に与えるダメージがはかりしれないため、

これだけ高額の罰金がかけられています。

 

例えば、ワカメやヒジキ。

岩瀬にたくさん生えているから、数人分くらいとったとしても

何も起こらない気がしますよね。

 

しかしながら、ワカメやヒジキは素人が無計画にとってしまうと

次に生えるときの育ちが悪くなったり、

根こそぎとられて生えなくなったりしてしまいます。

一度に収穫する量も考えて決められている中で、

素人が急に雑な切り方でワカメやヒジキをもっていっては、

もっていかれた分の損失だけではなく

これからとれるはずだったワカメやヒジキの分の損失までうけてしまいます。

 

このように、密漁ひとつひとつの規模が小さくても

生態系に大きなダメージを与えてしまうことがわかりました。

 

 

まとめ

 

密漁と聞くと、犯罪のイメージや「自分には関係ない」感じがしますよね。

ところが実際には、浜辺ではまぐり1つ持ち帰るだけでも「密漁」になる可能性が

あるとわかりました。

 

わたしたちがいつ無自覚でおこなってしまうかもわかりません。

潮干狩りなどで生き物を捕獲するときには、かならず許可を得た場所でおこなうことで

予想外のトラブルを避けるようにしましょう。