神奈川県にリニア新駅誕生!?どんな駅になる計画なのか徹底解説!
2022年5月30日、神奈川県相模原市で建設が進められている
リニア中央新幹線「神奈川県駅」(仮称)の建設現場が報道陣に公開されました。
この駅は、名古屋―品川間に整備される4駅のうちの一つで
2027年に完成する予定となっており、駅が建設されることで
周辺の再開発が進み、新たなシンボルが作られることが期待されています。
この記事では
神奈川県駅はどんな駅になる計画なのか?
について紹介していこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
目次
そもそもリニア中央新幹線・超伝導リニアとは何なのか?
新たな新幹線鉄道のことを指します。主要三駅以外にも、岐阜、
長野、山梨、神奈川にも中間駅が建設されます。
リニア中央新幹線が建設されることでのメリットは
多数存在しますが、一番大きなメリットとしてあげられるのが
移動時間の短縮です。
具体的には現在は東京―名古屋間で90分ほどかかっていたものが、
40分ほどに短縮されます。
速くなる要因としては主に二つあげられます。それは
①路線の大半が地下にあるので地理的な制約を受けない
②鉄道自体が早くなっている
ことです。
まず①についてですが、地上に路線がある場合は、山を突き抜ける場合は
トンネル工事を行うことで通れるようになりますが、高低差が激しい場所の
場合は山間を縫っていく、もしくは迂回する必要があります。
ですが、リニア中央新幹線の場合は地下を進むので、路線を直線に
しやすくなり、短いルートを構築することができます。
ただし工事を進める際には、環境への影響も調査する必要があるので、
どこにでも作れるわけではありません。
①についてはここまでにして、次は②について解説したいと思います。
超伝導リニアで走行する列車は、従来の車両(機関車や電車)とは違い
車輪で走行せずに、磁力で車体を浮かせながら走行します。
なぜ磁力で走行させるのかというと、車輪では駆動力が摩擦力超えてしまうと、
車輪の回転エネルギーの一部が伝わらなくなる空転という現象が
発生してしまうので、速度上昇に制約がかかってしまいます。
ですが、磁力で走行する際には摩擦力を考慮しなくてもいいので
より速度を出すことが可能です。
数値で表すと、新幹線の速度はおよそ270km/h前後ですが、リニアの場合、
時速500km/hほどとかなり早いことが分かります。
次に冒頭で挙げられていた新駅について説明します。
神奈川県駅はどんな駅になる計画なのか?
冒頭でも触れていますが、この駅はリニア新幹線の主要駅である
名古屋―品川間に建設される中間駅です。
具体的な建設場所はJR橋本駅南側の神奈川県立相原高校跡地です。
このプロジェクトは相模原市にも認められており、市のホームページに
その資料が掲載されております。
リニア中央新幹線|相模原市 (city.sagamihara.kanagawa.jp)
2019年11月に工事が開始されており、完成すれば長さ約680メートル、
最大幅約50メートル、深さ30メートルのかなり大きな地下駅となる予定で、
現在は地下17メートル付近の掘削工事が進められています。
この駅が完成することで、品川まで10分間で到着できるようになる予定です。
現在は橋本―品川間で1時間ほどかかります(NAVITIMEを参照)ので、
所要時間が6分の1ほどになることが想定されています。
また、移動時間が短縮されるだけでなく、周辺の再開発が進んで商業施設や
マンションなどの建築も行われるので経済効果も期待できます。
まとめ
新駅の工事現場が公開されましたが、どんなものが建つかはわからないので、
これからも目が離せませんね。
神奈川県に住んでいる方、好きな方にとって素敵な場所になることを
私は強く願っています。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。