子供がテストを隠す2つの理由!?その時に親が取るべき行動とは?

 

中間テスト・期末テスト・実力テスト。

中学生になってこうしたテストが定期的に行われる中、

子供のテスト隠しが発覚するケースは多いものです。

 

私も中学生の頃は赤点が多く、

「テストの点は通知表を見て初めてわかるんだ」と言って隠していたのですが、

ママ友同士の会話で返却されていることがばれ、

よく怒られていました。

 

しかし、テストを隠すのには子供なりの二つの理由があるため、

親は気持ちを落ち着けて、

怒らずに本人の事情を聞いてあげなければなりません。

 

そこで今回は、子供がテストを隠す二つの理由と、

それに対して親が取るべき行動をお伝えいたします。

 

目次

 

 

テストを隠す理由の一つ目!趣味の時間を制限されたくない

 

まず1つ目に考えられる理由は、

どうしてもやりたいゲームや読みたい漫画があり、

趣味の時間を制限されたくないということです。

 

実は私がテストを隠していた理由も同じで、

好きなタレントが出演するテレビ番組を見ることを、

テストの点数によって禁止されるのが嫌だったからでした。

 

しかし、この時点で「嘘つき」と攻めたり、

趣味を取り上げたりすると、

子供は「どうせ親は自分の言い分なんか聞いてくれない」と心を閉ざし、

余計に話し合いができなくなってしまいます。

 

現に私も理由を話したところで、

「そんな点数を取ったあなたが悪いんだから禁止されて当然」の一点張りでしたので、

大人になった今でも隠し事が多く、

決して良好な信頼関係を気づけているとはいえません。

 

ですから、隠したことを怒って子供の趣味を否定するのではなく、

どういうタイムテーブルなら勉強と趣味の両立ができるかを、

子供と一緒に考えることが重要です。

 

具体的な時間の使い方がイメージでき、

そのやり方に子供が納得できていれば、

テストを隠す必要もなくなるでしょう。

 

勉強は大切ですが、

「自分は間違っていないはずだ」と、

勝手に親の考え方を押しつけるのではなく、

「一緒にやり方を考えよう」と寄り添ってあげられると良いですね。

 

 

テストを隠す理由の二つ目!学習内容がわからなくて困っている

 

そしてもう一つは、中学生になると学習内容が難しくなるので、

授業についていけなくなっていることを親に言い出しにくく、

悪い点数を隠していることも考えられます。

 

でも、困っていることを子供が話してくれたのなら、

解決する手段はあります。

 

その手段とは、担任の先生と連絡を取り、

授業の進め方や子供の授業態度について尋ねてみることです。

 

もしかするととても手のかかる生徒がいて、

あなたのお子さんのことが学校ではほったらかしになっていて、

担任の先生も気づいていないことがあるのかもしれません。

 

ですから、担任の先生に学校での様子を聞くことは、

先生も授業内容を改善できる良いきっかけとなります。

実際に私の友人も、

内容を1回で理解できる生徒に合わせて猛スピードで進む先生の授業がわからず、

いつもテストはゴミ箱に捨てたり、

小さく丸めておもちゃ箱の中に隠したりしていたようです。

 

しかし、親が担任の先生に相談したところ、

理解の仕方に合わせてクラス分けしてもらい、少しずつ点数も伸びたので、

テストを隠すこともしなくなったと話していました。

 

「忙しくて悩んでいることに気づいてあげられなかった」と、

ショックを受けるかもしれませんが、

一人で抱え込まないで担任の先生と協力しながら、

家と学校の両面からケアしてあげられると良いですね。

 

まとめ

 

テストを隠していることが発覚すると、

隠したことや嘘をついたことに対する怒りがこみ上げてくるかもしれません。

しかし、怒るより前に子供の理由を聞き、

理由がわかったら困りを解決に導いてあげることが大切です。

 

それを繰り返すことで、

子供は「寄り添って一緒に考えてくれるから大丈夫」と、

あなたに対して安心感を持ちます。

 

その結果、テストを隠すことも次第に減り、

子供の方からも困りごとを相談できる良い信頼関係が生まれるでしょう。