子供の好き嫌いを怒る!?完全に逆効果です(汗)

 

子供は一度嫌いなものを口にすると嫌な記憶が残り、

「食べて」とお願いしてもなかなか克服は難しいもの。

 

まして好き嫌いを克服させようと怒る!なんてことは

完全に逆効果です!

それだけで怒られたことがトラウマになってしまい

以降はその嫌いな食べ物がもっと嫌いになってしまうでしょう。。

 

とはいえ、好きなものだけを食べさせていてはバランス良く栄養が取れないし、

お友達のおうちでご飯をお呼ばれした際には迷惑をかけてしまうので、

子供にはできるだけ好き嫌いなく育ってほしいですよね。

 

そこで今回は、子供の好き嫌いを克服させる方法の中から、

私の母がかなりの変色だった弟に実践していた方法を、

調理法と気持ちの配慮の2つに分けてご紹介いたします。

 

目次

 

怒ることなく好き嫌いを克服できる調理方法とは?

 

まず、私の母が弟の好き嫌いを克服させるために

実践していた調理方法は2つありました。

 

子供がわからないようにみじん切り

 

1つ目は、味や香りがわからないように、

細かくみじん切りにして料理に入れ込む方法です。

 

たとえば、ピーマンはハンバーグに入れ、

タマネギやネギはチャーハンに混ぜていました。

また、にんじんやなすびは刻んでドライカレーにしていました。

 

その結果、嫌いなものが入っていないかじっと見てから食べることを辞め、

今では火を通せば何でもこだわりなく食べられるようになっています。

 

子供の好きなものと合わせて調理

 

とはいえ、お友達の家にお呼ばれするときはもちろん、

保育園や小学校に入ると給食が始まり、

サラダが食卓に並ぶこともあります。

 

ですから、やはり火を通したものだけでなく、

生野菜も食べられた方が良いですよね。

 

そんなときに実践したもう1つの方法が、

好きなものと合わせて調理する方法です。

 

サラダは食感や味が際立ちますよね。

そのため、好きなものの味が引き立つように、

レタスをハムで巻いたり、ちくわの穴にキュウリを詰めたりしていたのです。

 

すると、この効果は絶大で、

ハム・カニカマ・ちくわなどと一緒なら、

野菜たっぷりのサラダも「美味しい」とパクパク食べるようになっています。

 

好き嫌いを克服するための気持ちの配慮とは?

 

ただ、調理法を工夫することももちろん有効な手段ではありますが、

食べやすい雰囲気になるように気持ちを盛り上げる配慮も大切です。

 

たとえば、弟の場合は「一番になりたい」という気持ちが強かったので、

母は好き嫌いがないけど食べるのが遅い私と弟を競争させて

「頑張れ、一番だもんね」と弟の気分を盛り上げていました。

 

そして、勝ったら必ず褒めていました。

また、もう一品は弟の好きなおかずを作り、

最初に一口食べたら好きな方のおかずをご褒美として出したりしていました。

 

もちろん、最初は気が乗らず、

食べるまでに時間がかかっていた日もありました。

 

しかし、母は「一口食べたら褒める」ということを絶対に忘れず、

毎回根気よく接していました。

 

さらに、母自身もにんじんが嫌いだったようですが、

弟への影響を考えて一緒に食べるようにしていました。

 

そして、食べているうちに自分も好きになったらしく、

体験談として克服できたことを弟に話していたようです。

 

こうした気持ちの配慮が弟にも届いたのでしょう。

弟も私に勝って好きなおかずのご褒美をもらえるように一生懸命食べ、

小学校に通う頃には好き嫌いなんてなかったかのように、

私よりも早く食事を終えるほどになっていたのです。

 

まとめ

 

毎日一生懸命献立を考える身からすると、

嫌いなものに配慮するのはそれなりの労力が必要です。

 

でも、「食べないならご飯を食べるな」と

イライラした態度を取ってはなりません。

そして絶対に怒ることが無いように注意です。

 

子供は一度怒られてしまうと、

「怒られた」という嫌な気持ちだけが残り、

余計に食べなくなってしまいます。

 

克服するまでには時間がかかるかもしれませんが、

調理方法に工夫を加えたり、食べやすい雰囲気を作ったりしながら、

暖かく見守ってあげられると良いですね。